ししゃもの雑記

子育て中のアラサー主婦が好きなことを気ままに綴ってます

転勤族の嫁の子育てのなんと孤独なことよ

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タイトルの通りである。

世の中の転勤族の嫁さんたち、みんなこんなに大変な思いしながら子育てしてるのだろうか。夫の会社の同僚の奥さんがやれ心の病になっただの、やれ実家から帰ってこないだのという話を聞いてはいた。果ては離婚に至った人も知っている。大変なんだろうな、と遠目から傍観していた私は当事者になってようやくその人たちの苦労の一端が理解できた。

私の夫は、平日週5日勤務である。夜早い時は20時頃には帰ってくるがそんな日は少ない。飲み会も週に3回程度あって深夜帰り、休日出勤も割と多い。そして、仕事関係のゴルフ。乳幼児をかかえる嫁の立場としては、是非ともお断りして家にいて欲しいが、本人も遊びで行ってるわけじゃないし行くなとも言えないやつである。平日だけでなく休日すら私は一日中息子と二人きりでいることが多い。

なので、息子にとって夫は朝と夜たまに家にいるおじさん程度の認識なのではなかろうか…。それが理由かどうかは分からないが、息子が泣いているときは夫では太刀打ちできない。火がついたように泣いている息子がさらに荒れ狂う。そんな時の夫は顔から生気がなくなり、蝋人形のようにぼーっと突っ立っているか、ゆらゆらと陽炎のように揺れることしかできない。なんとも切ない情景。覇気が失われている。無力感が滲み出すぎである。

そうなると結局私の出番だ。しかし以前記事にしたが、私は日頃の息子の抱っこ攻撃で全身手負いの状態なのだ。夫がいる貴重な時間に少しでもHPを回復させたいのだが、それもままならない。

夜間授乳もしかり。完母なので、私がやるしかないし、夫が起きてきてもできることなどない。むしろ翌日の仕事があるので寝ていたほうがいいのも頭では分かっている。けれど、息子が大きな声で泣いていても目覚めることなく寝息を立てている夫を見ると腹の奥からフツフツと怒りが湧いてくるのだ。なぜ可愛い息子の泣き声が全く聞こえないのか!このすっとこどっこい(←ふるい)!あまりにも腹が立って、一度トイレに逃げ込んだことがあるが、結局息子の悲痛な泣き声が大きくなるばかりで、すっとこどっこいは爆睡したままだった。結果、息子に大変申し訳ないことをした悲しい気持ちとすっとこどっこいに対する苛立ちしか残らなかったので、もうやらない。息子よ、すまなかった。

今まで仕事だってなんだって相当に大変なことがあれば誰かが助け舟を出してくれたものだ。ただ、今回はそれがない。人一人の命が自分の手に委ねられているのだ。実家、義実家からは遠く離れ、友達もほとんどいない。そして、ほぼ唯一の頼りと言っていい夫はなかなか帰宅できない。しかもまだ赤ちゃんが夫に慣れていない。いや、これはホントにヤバイやつである。

それに加えて、私が思うに息子が生まれた時はやる気満々だった夫が少しずつ自信を喪失している。どーせ俺じゃダメだし感をちょこちょこ出してくるようになった。ミルクを飲ませたりオムツを替えたりとできることは頑張っているのに、抱っこすれば泣くし、寝かしつけもうまくいかない。気持ちはわからんでもない。が!あんたは『どーせ俺じゃダメだし』って嫁に頼れるけど、こっちはどんな状況だって誰にも頼れないんだ!もうちょっと辛抱強くおやり!と、次は言ってやろう(まだ言えてない小心者)。

流石に心と体の疲弊を自覚してきたので、育児サロンにでも行こうと計画をした。が、一番近いサロンは週に一度3時間だけしかやってない。昼寝のタイミングと被ってたりしたら、わざわざ寝てる息子を起こしたくもないのでなかなか難しい。

そこで毎日やっているサロンを探したら、ありましたともありましたとも!自宅から片道徒歩で20分…。うん!近くはないね!あはは!ガタガタの体に抱っこ紐で行くには中々覚悟がいる距離だが、心の病に罹患するよりはマシである。近いうちにお邪魔してみよう。ママ友が欲しいなどと贅沢なことは言わないが、言葉の通じる大人とおしゃべりできるだけで嬉しい。うん、嬉しい。

 

今日の昼、ご機嫌ななめで昼寝もせずにずっとグズグズ言っていた息子は今私の横でお気楽にバンザイして寝ている。

寝不足なこと、全身痛むことや泣き止まない時の悲壮感とかそんなもんは、息子の寝顔を見ると、とってもちっぽけでどうでも良いことのように感じる。

摩訶不思議な赤ちゃんパワーの凄まじさよ。

とはいえ、明日はたくさん昼寝して少しだけ楽をさせておくれ(笑)。